[解説・意味]
アコギでの弾き語りのような形で始まる珍しい曲。こうして聴いていると、1stアルバム『DON’T TRUST ANYONE BUT US』はジャンルとしては完全にオルタナだなと改めて感じる。
この路線でその後も制作が続いていたなら、いったいどんなエルレガーデンのアルバムが出来上がっていたんだろう。想像することしかできないけど。
歌詞で歌われているのは、この世界での生き辛さ。自分にとってはあまりに寂しい場所だし、みんな狂っていると感じてしまう。
そんな世界で生き抜いていくために、ただ強くなることしか考えていなかった自分の前に、触れてしまえば壊れてしまいそうなくらい儚い・無垢な存在が現れて、その相手に戸惑いながらも自分を救ってくれる人だと思い、でも触れてみたい・感じてみたいと心の奥で願ってしまう自分への葛藤も歌われている。
ほとんどが英語の曲だからあまり歌詞には注目されないけど、こういう詞を歌えるバンドだから、自分はELLEGARDENを好きになったんだろうなと思う。
[日本語訳]
彼女はにこやかで
彼は親しみやすそうで
君はきっといい人だ
僕はどんな人間なんだろう
彼女はおしゃべりで
彼は愚痴っぽくて
君は無邪気だ
僕は自分がわからない
彼女は話し続けていて
彼はねだり続けていて
君は汚れを知らないまま
でも僕はもがき続けている
君がこの雨を止ませてくれるたった一人の存在だと知りながら
君が僕を変えていくのを感じる
それに困惑させられるんだ
だって「掴め 奪え なぎ倒せ」
それこそが僕が学んできた全てだったから
君は純真で 汚れを知らない
僕の大切な友達だから伝えておくよ
君は天使だ
気持ちを安らげてよ
まだ生きていると感じさせてよ
僕の本能は背後に隠れていると学んできた
誰も知りようがないけど
僕は抵抗し続けている
だって世界は僕にとって充分寂しいから
世界は僕にとって充分狂っているから
ひたすら回り続けては僕を置き去りにする
この世界は寂しすぎるんだ
この世界は孤独すぎるんだ
裏切られたと感じるとき
期待してしまった自分を責めてしまう
君の瞳で世界を見つめれば少しは違って映るんだろうな
[Lyrics/歌詞]
She looks smiley
He looks friendly
You maybe nice
Don’t know who I am
She is talkative
He is whiner
You are innocent
Don’t know how I am
She keeps talking
He keeps begging
You are stainless
But I keep driving
Though I know you are the one who would end this rain
You make me feel I’m changing
That only makes me annoyed
Cause “Grab it steal it beat them down”
That’s all I’ve learned
You are innocent
You are stainless
You are my best friend so I tell you this
You are an angel
Let me feel good
Let me feel I am still alive
I have learned my instinct is hiding background
Though no one knows
But I keep denying
Cause the world is lonesome enough to me
The world is crazy enough to me
It keeps turning around and around and leaves me behind
I say the world is lonesome enough
I say the world is lonesome enough
When I’ve got a feeling that I am betraid
I blame myself to have expected
The way you see it through your eyes could be different slight
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