[解説・意味]
インディーズ時代から数えて通算3枚目にあたり、メジャーデビューアルバムでもある『Dookie』はグリーンデイ最大のヒット作だが、アルバムタイトルの意味は『うんち』であり、悪ガキども(当時22歳)の悪ノリといえばまだ可愛げはあるが、2000万枚以上売上のあるアルバムの中で一番酷いタイトルではなかろうか…()
本人達も大麻をキメていたノリで付けたと公言してるし。
その『ドゥーキー』の中で、またグリーンデイの全楽曲の中でも、最も人気があるのがこの「バスケット・ケース」
タイトルは両手両足の切断された人間、無力で何もできない状態を意味し、パニック障害を患っていたビリー・ジョー・アームストロングが当時の自分の状態について歌った歌詞となっている。(彼は後にアルコールやドラッグ依存で入院もしている)
端的に言えば、精神病(ノイローゼ)なのか薬物の効果なのかはわからないが、頭がおかしくなっちまいそうだという内容。結果的に耐えたけどね、ビリーは。
ちなみにバンド名の由来も、独り立ちした日=マリファナを吸い続ける日であり、アルバム発売年に開催された「ウッドストック’94」では観客と泥を投げ合う場面もあったり、初期グリーンデイはなかなかにぶっ飛んだバンド、ヤンチャなパンクキッズそのものだった。
だが、こうしたネガティブな(あるいは馬鹿げた)歌詞とノリの良いメロディの組み合わせはポップパンク(メロコア)ブームを起こし、The Offspringやblink-182等と同様に、海を渡って日本でも人気を博し、後進のバンドへも与えた影響は大きい。
[日本語訳]
俺の愚痴に付き合う時間はあるかい
何もかもを一気に話させてくれ
俺はそういう大袈裟なアホの一人なんだ
おまけに骨の髄まで神経質さ
それは間違いないね
たまに自分自身にゾッとさせられるんだ
自分の心が正気か疑うこともある
そんなのが全部積み重なっていって
もはや狂ってしまいそうなんだ
俺は被害妄想に囚われた人間か?
それともただのヤク中なのか?
夢を分析してもらおうと精神科医のところへ行った
その女はセックス不足が俺が沈んでいる原因だと言った
風俗にも行った
その男は俺の人生が退屈だと言った
だから泣き言はやめろ それが彼女を落ち込ませてるんだろと
たまに自分自身にゾッとさせられるんだ
自分の心が正気か疑うこともある
そんなのが全部積み重なっていって
もはや狂ってしまいそうなんだ
俺は被害妄想に囚われた人間なのか?
まともになろうとはしてるんだ
だから持ち堪えなきゃいけない
たまに自分自身にゾッとさせられるんだ
自分の心が正気か疑うこともある
そんなのが全部積み重なっていって
もはや狂ってしまいそうなんだ
俺は被害妄想に囚われた人間か?
それともただのヤク中なのか?
[Lyrics/歌詞]
Do you have the time to listen to me whine
About NOTHING and EVERYTHING all at once
I am one of those melodramatic fools
Neurotic to the bone
No doubt about it
Sometimes I give myself the CREEPS
Sometimes my mind plays tricks on me
It all keeps adding up
I think I′m CRACKING UP
Am I just PARANOID?
Am I just STONED?
I went to a shrink to analyze my dreams
SHE says it’s lack of sex that′s bringing me down
I went to a whore
HE said my life’s a bore
So quit my whining ‘cause it′s bringing HER down
Sometimes I give myself the creeps
Sometimes my mind plays tricks on me
It all keeps adding up
I think I′m cracking up
Am I just paranoid?
Yeah, yeah, yeah, yeah
Grasping to CONTROL
So I BETTER hold on
Sometimes I give myself the creeps
Sometimes my mind plays tricks on me
It all keeps adding up
I think I′m cracking up
Am I just paranoid?
Am I just stoned?