[解説・意味]
アルバム内で唯一ケヴィン・シールズではなく、ドラムのコルム・オコーサク作曲のインストゥルメンタル「touched」を挟んで、『loveless』の4曲目。
いやらしい曲なのは間違いないんだけど、歌詞もタイトルもどう解釈するかは難しい。because that way you touch her tooのherは誰なんだろうな。
3Pをしてると考えれば、画というか体勢は想像がつくけど。that wayは同性愛と掛けてたりもするのかも。(3Pなら構成はケヴィン×ケヴィンの彼女×ビリンダなのかもしれない…)
タイトルの「to here knows when」はおそらく、時間も制作費用も費やし続けるバンドにしびれを切らしたクリエイション・レコーズ創設者アラン・マッギーの「アルバム発売日はいつになるんだ!?」という質問(詰問)に対する2枚の先行シングル・EP(のタイトル)での回答かな。
「もうじき(soon)」に続いての、「ここまでくれば(to here)いつかはわかる(knows when)」と。
対訳の方はそれっぽくしたけど、多分タイトル自体にほとんど意味はないと思う。
だがしかし、それでもまったく問題はない。音が素晴らしいから。
Uuu…uuu…(もしくはMove…move…)とビリンダが囁くように歌っているだけで感動できてしまう。それだけの美しさを持つ曲。
あるインタビューでケヴィンが「この曲では一本しかギターを入れてない」と話していたけど、とてもそんな風には聴こえない重厚感と恍惚感。本当に聴いていて気持ちが良い。まさにEargasm。
[日本語訳]
君の恐怖にキスをする
赤いボタンが
僕の口から落ちる
君のドレスを脱がす
頭の方から
待ち焦がれたこの瞬間
上で動いてごらん
だってそうすれば
君も彼女に触れられる
振り向いて
また戻ってきて
いつかはここに
[Lyrics/歌詞]
Kiss
Your fear
Your red button
Falls from my mouth
Slip
Your dress
Over your head
It’s been so long
Move
On top
Because that way
You touch her too
Turn
Your head
Come back again
To here knows when