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【和訳】Green Day – She

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[解説・意味]

大ヒットアルバム『ドゥーキー』の8曲目で、「バスケット・ケース」の次の短い曲。2分14秒しかない。
各ベストアルバムにも収録されているように人気は高く、「ケラング!」というイギリスのロック専門誌では2位にランクインしている。

歌詞を読めばわかるように社会で苦しんでいる女性へ向けて書かれた曲。もう少し詳しく言うと、地位向上のために立ち上がろうとする女性の背中を押すような歌。

元々はビリー・ジョー・アームストロングが、フェミニストが書いた『She』というタイトルの詩を恋人から見せられて、その恋人へお返しとして書いた歌詞らしいが、
その彼女が彼を捨ててエクアドルへ行ってしまったので、『Dookie』への収録が決まったというシュールなエピソードがある。

おそらくその元彼女の思想もフェミニズムかそれに近いものだっただろうし、若い頃から身近にそういった存在がいて影響を受けたであろうビリーの書く歌詞からは、
同性愛者を含んだマイノリティや社会的弱者に強い関心を持っていることが伝わってくるし、それらの苦しむ人々の心を代弁したようなフレーズもよく見受けられる。

最近の流行、社会の空気として強制されるポリコレには個人的には息苦しさを感じるし、虐げられてきた人々の理想とは違う方向へ進んでしまっている気がしなくもないが、
そんなブームが来る前に、30年以上前の90年代前半からこうした曲を書いていたというのは、先見の明というか、尊敬に値するものを感じるし、社会の大勢(雰囲気)への不服従や反差別という意味ではしっかりパンク要素も持ち合わせている。
うん、やっぱりアルバムタイトルは『うんち』にしなかった方がいいんじゃないか…?

去年BUMP OF CHICKENが仙台サンプラザホールでのライブでカバーして話題になっていたけど、どんな感じだったのか気になる…永遠に聴くすべはなさそうだが…。

ミュージックビデオが制作されていない珍しいシングルカット曲

[日本語訳]

彼女は声なき声で叫ぶ
抑え込んでいた心の暴動が露わになっていく
合図を待っているんだ
自制心というレンガで沈黙を打ち砕くために

君は決まり切った世界に閉じ込められているのか?
役立たずの社会の駒だと感じているのか?
俺の鼓膜が破けるまで叫んでくれ
君のために耳を傾けているから

彼女は気付いた
彼女が抱く違和感は他人に植え付けられた価値観に過ぎないと
今こそ目覚めるんだ
自制心というレンガで沈黙を打ち砕くために

君は決まり切った世界に閉じ込められているのか?
役立たずの社会の駒だと感じているのか?
俺の鼓膜が破けるまで叫んでくれ
君のために耳を傾けているから

君は決まり切った世界に閉じ込められているのか?
役立たずの社会の駒だと感じているのか?
俺の鼓膜が破けるまで叫んでくれ
君のために耳を傾けているから

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[Lyrics/歌詞]

She, she screams in silence
A sullen riot penetrating through her mind
Waiting for a sign
To smash the silence with the brick of self control

Are you locked up in a world that’s been planned out for you?
Are you feeling like a social tool without a use?
Scream at me until my ears bleed
I’m taking heed just for you

She, she’s figured out
All her doubts were someone else’s point of view
Waking up this time
To smash the silence with the brick of self control

Are you locked up in a world that’s been planned out for you?
Are you feeling like a social tool without a use?
Scream at me until my ears bleed
I’m taking heed just for you

Are you locked up in a world that’s been planned out for you?
Are you feeling like a social tool without a use?
Scream at me until my ears bleed
I’m taking heed just for you

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