解説/Interpretation
レディオヘッドが『The King Of Limbs』から5年ぶりのアルバムとして9枚目『A Moon Shaped Pool』を発表した際に、収録曲リストを公式サイトで確認してみたら、
今回は絶対「Lift」が入ってくるだろうと予想していたのに(ジョニーも入れると発言していたのに)、入ってない⋯!と落胆ではないけど驚いていたら、最終曲が「True Love Waits」だったというね。
元々初期から存在する曲で、ライブでは披露されていたし、ライブミニアルバム『I Might Be Wrong: Live Recordings』にも収録されていた。
そのライブバージョンはトムのアコギ一本の弾き語りなんだけど、今回はまさかのピアノアレンジ。歌詞の変更はなし。
トムがこの歌を贈ったであろう学生時代からの恋人レイチェル・オーウェンとはもう離婚しちゃってるけど(その後彼女は癌で死去)、I’ll drown my beliefs to have your babiesという入りはすべてが伝わってきて好き。真の愛のためへの自己犠牲。
足を洗うもキリスト教の儀式を連想させる献身。そばにいる大切な人に望むのはもう、離れないでいてほしい、ただそれだけかな。
「Everything In Its Right Place」の前に演奏したりもしていたから、オリジナルアルバム未収録ながらファンの間では有名だった曲。
しかしファンが慣れ親しんでいたのはアコギ弾き語りの方だから、大胆なアレンジに抵抗がある人も少なくなかったはず。これはこれで良いと思うけどね。最終的にバンドがたどり着いた答えなわけだし。美しいラブソング。
こちらは弾き語りライブバージョン。まさに甲乙付け難し。
日本語訳/Translation
僕は信念を捨てる
君との子供を持つために
君の姪っ子のように着飾って
君の腫れた足を洗うよ
いかないで
いかないで
僕は生きようとはしていない
ただ時間を潰しているだけ
君の小さな手
君の狂おしい子猫のような笑顔
いかないで
いかないで
真実の愛は待っている
幽霊の出る屋根裏で
真実の愛は生きている
ロリポップやクリスプの上で
いかないで
いかないで
歌詞/Lyrics
I’ll drown my beliefs
To have your babies
I’ll dress like your niece
And wash your swollen feet
Just don’t leave
Don’t leave
I’m not living
I’m just killing time
Your tiny hands
Your crazy kitten smile
Just don’t leave
Don’t leave
And true love waits
In haunted attics
And true love lives
On lollipops and crisps
Just don’t leave
Don’t leave

