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【和訳】Radiohead – Airbag

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[解説・意味]

歴史的名盤である『OK Computer』のオープニングを飾る曲。1997年発売。

実験的なアルバムであることを象徴するようにこの曲も実験的なサウンドアプローチがいくつも散りばめられており、そしてぶっ飛んでいる(ベースのコリン・グリーンウッドも曲完成後にそう吹聴して回ったらしい)。トム・ヨークも大音量でミックスを聴きまくって自己陶酔していたというエピソードからもわかるように、メンバーが大満足だったのも納得できるクオリティ。

個人的にも中学生のときに初めてこのアルバムを聴いて衝撃を受けた。こんなのアリなのか…と。次の曲の「Paranoid Android」もぶっ飛びまくってるし。

歌詞冒頭にあるJuggernaut(ジャガーノート・ジャガンナート)はヒンドゥー教で最も人気のある神クリシュナの異名だが、イギリスでは大型トラックという意味もあって、トラック事故(ジャックナイフ現象)に巻き込まれた自分と絶対的な神の視点が混ざっている。

アルバム前二作(Pablo HoneyとThe Bends)の歌詞が暗すぎたから、トムは今作ではポジティブな歌詞を書くことを試みたらしいけど、この曲の歌詞にあるのは「事故に遭ったけどエアバッグで助かった」というポジティブさ。(ちなみにトム氏は車大嫌い)

クリシュナ像を載せた車に轢かれると極楽浄土に行けると信じられていたらしいが、そういった信仰も影響があるだろうか。
絶対的な力があれば世界大戦でも止めるさという叶うことのない誇大妄想的な願いは確実に込められているはず。

トムのソロ来日ツアーが今年11月に予定されていて福岡公演のチケットは当たったけど、この曲やってくれないかな。2010年のコーチェラ・フェスティバルでの弾き語りとか最高に好きなんだけどな。

【追記】そのEverythingツアーで「Airbag」やってくれました。一言、かっこよすぎた。

[日本語訳]

次の世界大戦中
凄惨なトラック事故で
僕は生まれ変わる

揺れ動くネオンサインの中で
僕は生まれ変わる

星間爆発より
全世界を救う為に僕は舞い戻る

罪無き人々の深い眠りの中で
僕は生まれ変わる

飛ばし過ぎたドイツ車の中で
自分が生き残ったことに驚いた
エアバッグが僕の命を救った

星間爆発より
全世界を救う為に僕は舞い戻る

星間爆発より
全世界を救う為に僕は舞い戻る

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[Lyrics/歌詞]

In the next world war
Jackknifed juggernaut
I am born again

In the neon sign
Scrolling up and down
I am born again

In an interstellar burst
I am back to save the universe

In a deep, deep sleep
Of the innocent
I am born again

In a fast german car
I’m amazed that I survived
An airbag saved my life

In an interstellar burst
I am back to save the universe

In an interstellar burst
I am back to save the universe

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