[解説・意味]
世界中の誰もが知っている曲で、教科書にも掲載されるくらいだし、 数え切れないほど多くの人が訳しているだろうから様々な部分で被っていそうだけど、(絶対に必要な言葉以外はできる限り省いて)とにかくシンプルな訳を心掛けた。
曲自体のメッセージもとてもシンプルなものだから。
ビートルズ解散の要因としてオノ・ヨーコを良く思っていない人もいるだろうけど、Imagine(想像してごらん)から始まる歌詞はヨーコの詩集『グレープフルーツ』からの拝借。
この曲の存在もそうだし、ビートルズを完璧な姿のまま解散させたのも、ある意味彼女の功績(?)なのかもしれない。
現在進行系で、今この瞬間も、ロシアのウクライナ侵攻や、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルによる民族浄化・ホロコーストが行われており、日本近海にも毎週のように北朝鮮からの贈り物ミサイルが落ちている。
あまりにも世界平和は遠く、障害は多く、夢想家は夢想家のままで、この曲も理想のままでしかない。
曲中にあるno religionという一語だけで、宗教家や信者に嫌悪されていたり、そもそもジョン・レノン自身が『イマジン』という同名アルバムの中にポール・マッカートニーへの反撃ソング「How Do You Sleep?」を入れたりと、人間・人類の争いは絶えない。
理想を現実に近づけるにはどうすればいいんだろうね。これからどんな世界になるのかな。
[日本語訳]
想像してごらん 天国はないと
試してみれば簡単さ
僕たちの下には地獄もない
上にあるのは空だけ
想像してごらんよ
みんなが今日のために生きていると
想像してごらん 国なんてないと
難しいことではないさ
殺したり命を捧げることもない
そして宗教もない
想像してごらんよ
みんなが平和に暮らしていると
君は僕を夢想家だと言うかもしれない
でも僕は一人ではないさ
いつか君も仲間に加わってほしい
そして世界は一つになるんだ
想像してごらん 所有物などないと
君にはできるかな
欲も飢えも必要ない
人類みな兄弟であれば
想像してごらんよ
みんなで世界を分け合っていると
君は僕を夢想家だと言うかもしれない
でも僕は一人ではない
いつか君も仲間に加わってほしい
そして世界は一つになり生きるんだ
[Lyrics/歌詞]
Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…
Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace…
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will be as one
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world…
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one