解説/Interpretation
5枚目のアルバム『Nimrod』やベストアルバムに収録されていて、ライブのセットリストでも定番な人気曲。
ハッピーアワー(飲食店でアルコール飲料が安く提供される時間帯)まで乗せてほしいという主人公が、制限しているはずのお酒を求めて、ヒッチハイクをするという内容で、
グリーン・デイというか、結構なダメ人間なビリーさんにはあるあるな歌詞。だいたい我慢できてないよね。
19世紀半ばのアメリカで生まれた言葉で、禁酒を誓った人が散水車で水を飲んでいるのをon the wagonというが、その対義語がoff the wagon。
つまり、車から降りて禁酒を破ってしまった状態。
そのワゴンや車と掛けてのヒッチハイクだろうし、所々に言葉遊びが散りばめられている。
サルモネラ菌(食中毒)やポイズンオーク(有毒のウルシに触れた際の皮膚炎)は何のことだかわからない。
おそらく、酒と並ぶ体に毒な物を並べたんだろうけど。
日本語訳/Translation
ヘイミスター どこへ向かってるんだ?
急いでるのか?
ハッピーアワーまで乗せてほしいんだ
おっと ダメなのか
蒸留酒のためにブレーキを踏むか?
俺も休息が必要なんだ
罪悪感を酔わせてくれる井戸がさ
1 2
1 2 3 4
禁酒生活に嫌気が差してきた
今夜は負けを認めるよ
発酵したサルモネラ菌 ポイズンオーク 勘弁だ
若さの泉に干ばつが来た
そして今の俺は脱水状態
腫れ上がった舌で言うのさ
1 2
1 2 3 4
困った状況だよ
俺は嘘がつけないしさ
禁酒は失敗した
そしてヒッチハイクをしてるんだ
若さの泉は干上がってしまった
そして今の俺は脱水状態
腫れ上がった舌で言うのさ
くそったれ!
歌詞/Lyrics
Hey mister, where you headed?
Are you in a hurry?
I need a lift to happy hour
Say oh no
Do you brake for distilled spirits?
I need a break as well
The well that inebriates the guilt
1, 2
1, 2, 3, 4
Cold turkey’s getting stale
Tonight I’m eating crow
Fermented salmonella poison oak no
There’s a drought at the fountain of youth
And now I’m dehydrating
My tongue is swelling up as say
1, 2
1, 2, 3, 4
Troubled times
You know I can not lie
I’m off the wagon
And I’m Hitchin’ a ride
There’s a drought at the fountain of youth
And now I’m dehydrating
My tongue is swelling up as say
Shit!
(Don’t know where to go)
Hitchin’ a ride
Say birthday boys
Hey!
Do you brake for distilled spirits?
brake(ブレーキを踏む)が次の行のbreak(休憩)と掛かっている。
distilled spiritsは蒸留酒・スピリッツのことで、ウイスキーやウォッカ、焼酎などがある。
ちなみにその次の行のas wellはthe well(井戸)で韻が踏まれている。どんだけ飲む気なのか。
Cold turkey’s getting stale
麻薬中毒者が薬物を断った際に浮く鳥肌が、コールドターキー(冷たい七面鳥)の肌と似ていることから、悪い習慣を断っている状態がcold turkey。
それがgetting stale(古くなる・つまらなくなる)で、禁酒が我慢できなくなっているということ。
Tonight I’m eating crow
eat crowはカラスを食べるという意味ではなく、間違いを認める・屈辱を受け入れるという意味の慣用句。
ニューヨーク州の農夫が下宿人たちに食事が不味いと文句を言われ、それに対して「俺は何でも食べられるぞ!」と返したら、非常に不味いとされる「カラスの肉も食べられるのか?」と挑発されて食べることになるが、「た、食べられるけど、好き好んで食べようとは思わん!」と負け惜しみを言ったというユーモアが由来。
